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当店は、越前・鯖江藩(現在の福井県鯖江市)の地で江戸時代の寛永年間(1624~44)より、寺の門前で線香やロウソク、お供え菓子を扱っていたのがはじまりです。
その後江戸中期になると、本格的にお菓子を作るようになります。
地元名産のもち米と柚子を使って考案した「菜花糖」は、旧鯖江藩主の贈答菓に指定され、また代々藩主の茶会の常用として愛されました。
当時の店主小石川 一雷
菜花糖
鯖江を代表する御菓子となった「菜花糖」は、昭和8年、当時の鯖江区長を鯖江本山誠照管長 二條様の両名からのご依頼を受け、北陸陸軍のご視察に来県された昭和天皇にも御奉納いたしました。
その後あらためて宮内省からもご注文をいただくこととなり、その際には代金を件や町に全額寄付したと伺っております。
その後も歴史と伝統、地域ならではも文化を守り続けながら、時代に合った新しい御菓子づくりも探求し、おかげさまで代々にわたり数多くの賞を賜ってまいりました。
昔ながらの素材である葛粉を使って、洋菓との折衷を実現させた夏限定の「流水くずながし」、福井の名物である「羽二重餅」や「冬の水ようかん」など、選りすぐりの商品をそろえてお待ちしております。
宮内省より菜花糖の
御注文を賜った際の書面
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